保護猫譲渡会「いのちの輪」プロジェクトレポート

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|「社会課題を、自分ごとに。」

― INFINIXが“いのちの輪”を始めた理由 ―

CSR活動というと、寄付やボランティアといった“特別な取り組み”を思い浮かべる方も多いかもしれません。

しかし、INFINIXが目指しているのは、社会課題を「特別な誰かのもの」として捉えるのではなく、一人ひとりの日常の延長線上にあるものとして考えることです。

私たちは、「すべてはお客様のために」という想いのもと事業を展開してきました。その根底にあるのは、人と誠実に向き合い、目の前の誰かの人生をより良くしたいという姿勢です。

その想いは、お客様だけではなく、地域社会や未来へとつながっていくものだと考えています。

だからこそCSR活動においても、「何か大きなことをすること」ではなく、「まず知ること」「考えること」、そして「小さな行動につなげること」を大切にしてきました。

今回、私たちが向き合ったテーマは、「命」です。

保護猫活動。
ヴィーガンという選択肢。
環境問題。

一見すると別々のテーマに見えるかもしれません。

けれど、その根底には共通して、「私たちは、命とどう向き合っていくのか」という問いがあります。

保護猫活動は、動物が好きな人だけのものなのでしょうか。
ヴィーガンは、限られた価値観を持つ人だけの選択なのでしょうか。

私たちは、そうは思いません。

社会課題は、本来もっと身近なものであり、誰もが“知るきっかけ”を持つことができるはずです。

だからこそ今回、「日常の延長線上で社会課題に触れられる場をつくりたい」という想いから、保護猫譲渡会とヴィーガンマルシェを掛け合わせたイベント『いのちの輪』を企画しました。

しかし、私たちは最初から答えを持っていたわけではありません。

まず必要だったのは、現場を知ることでした。

SNSで目にする幸せそうな譲渡報告の、その先にある現実を、自分たちの目で見て、耳で聞き、肌で感じること。

そうして私たちは、保護活動の最前線にいる方々のもとへ足を運びました。

そこで目にしたのは、SNSでは決して伝わりきらない、“命をつなぐ現実”でした。

|SNSでは見えない、“現場の現実”

― シェルターで見た、命を守る日常 ―

2025年8月。
私たちは、川崎市にある「ゆきねこシェルター」を訪問しました。

扉を開けた瞬間、最初に感じたのは、消毒液と猫砂が混ざった独特の匂いでした。

室内にはエアコンが稼働していましたが、夏特有の湿気を含んだ空気が残っていて、たくさんの命がここで暮らしていることを肌で感じました。

部屋にはケージが並び、あちこちから鳴き声が聞こえてきます。

甘えるように鳴く子。
こちらを警戒しながら物陰から見つめる子。
無言でじっと座り続ける子。

人懐っこく膝へ乗ってくる子もいれば、人の気配だけで身を縮める子もいました。

その姿を見ていると、「保護猫」という一つの言葉では片付けられない、それぞれの過去があることを痛感しました。

飼育放棄。
避妊・去勢されないまま増えてしまった命。
引っ越し。
高齢化。
経済的事情。

理由は一つではありません。

けれど、その多くは人間側の事情によるものでした。

本来、安心して眠る場所があったはずの子たちが、今は新しい家族を待っている。

その現実は、想像以上に胸に重く残りました。

シェルターでは、スタッフの方々が絶えず動き続けています。

トイレ掃除。
ご飯の準備。
薬の管理。
ケージ清掃。
体調確認。

さらに、猫同士の相性確認や譲渡条件の整理、SNS発信、問い合わせ対応まで行っています。

一匹ごとに性格も違う。
必要なケアも違う。

譲渡会へ連れて行くかどうかですら、「この子に負担はないか」を考えながら慎重に判断されていました。

命を守る活動は、善意だけでは続けられません。

それでもスタッフの方々は、「助けを待っている命がいるから」と静かに話してくださいました。

その言葉の重みを、私たちは現場で初めて理解しました。

|「かわいそう」で終わらせないために

― 『いのちの輪』開催までの葛藤と選択 ―

シェルター見学を終えた後、社内では何度も話し合いを重ねました。

寄付だけで終わるべきなのか。
発信だけで意味があるのか。
企業として、どんな形なら社会とつながれるのか。

そして辿り着いたのが、“知るきっかけをつくるイベント”という形でした。

私たちが目指したのは、保護猫活動を「特別な人たちだけのもの」にしないこと。

もっと自然に。
もっと日常の延長線上で。

その想いから、保護猫譲渡会とヴィーガンマルシェを同時開催することを決めました。

ヴィーガンという選択肢もまた、「命とどう向き合うか」という問いにつながっています。

完璧な選択を求めたいわけではありません。

週に一日だけ、お肉を食べない日をつくる。
普段の買い物を少し見直してみる。

そんな小さな意識の変化が、未来を変えていくと私たちは考えています。

|命と向き合うきっかけが生まれた日

― 保護猫譲渡会 × ヴィーガンマルシェ「いのちの輪」 ―

2025年11月1日。

武蔵小杉コアパーク。

駅前には休日らしい穏やかな空気が流れ、家族連れや買い物帰りの人たちが行き交う中、保護猫譲渡会 × ヴィーガンマルシェ「いのちの輪」は開催されました。

会場には、小さなケージの前で足を止める人たちの姿がありました。

「この子、まだ小さいね。」
「人懐っこいね。」

そんな会話があちこちで聞こえる中、保護団体スタッフの方々は、一匹一匹の性格や背景を丁寧に説明していました。

パンを片手に保護猫の話を聞く人。

偶然立ち寄り、活動内容を真剣に読む学生。

「保護猫って初めて知った」と話す親子。

印象的だったのは、ヴィーガンマルシェと保護猫譲渡会が並ぶことで、“命との向き合い方”を自然に考える空気が生まれていたことでした。

強く訴えかけるのではなく、自分の日常とつながっていることを静かに感じてもらう。

そんな時間が、会場には流れていました。

|小さな行動が、未来を変えていく

― INFINIXが考えるCSRのかたち ―

INFINIXでは、CSRを単なる社会貢献活動ではなく、「社会とどう向き合うか」という企業姿勢そのものだと考えています。

大切なのは、現実を知り、考えるきっかけを増やすこと。

そして、企業・個人・地域がつながりながら、少しずつ社会を良くしていくことです。

今回の活動を通して、私たち自身も多くのことを学びました。

保護活動は、特別な人だけが行うものではありません。

知ること。
選ぶこと。
発信すること。

その小さな積み重ねが、未来の命を守る行動につながっています。

社会課題は、一度のイベントで解決できるものではありません。

けれど、「知るきっかけ」はつくることができる。

そして、その小さなきっかけが、誰かの行動を変えていくかもしれない。

保護猫活動。
ヴィーガン。
環境問題。

一見別々に見えるテーマですが、その根底には共通して、「命とどう向き合うか」という問いがあります。

私たちはこれからも、人・動物・環境が共存できる社会を目指し、この活動を継続してまいります。

そして次回の『いのちの輪』は、

2026年11月7日(土)
武蔵小杉コアパークにて開催予定です。

今回のイベントで保護猫活動を初めて知った方も、ヴィーガンという選択肢に触れた方も、少しでも「何かできることがあるかもしれない」と感じてくださった方も。

ぜひまた、この場所でお会いできたら嬉しく思います。

一人の小さな行動が、誰かの未来につながっていく。

その輪が少しずつ広がっていくことを願いながら、私たちはこれからも、「いのち」と誠実に向き合い続けてまいります。


次回開催予告

 保護猫譲渡会 × ヴィーガンマルシェ『いのちの輪』

 日時:2026年11月7日(土) 

会場:武蔵小杉コアパーク 

※詳細は、各種SNSにて順次ご案内いたします。

 あなたの「知る」が、誰かの「救われる」につながるかもしれません。 皆さまのご来場を心よりお待ちしております。